Python メモ – Azure App Serviceへmasterではないブランチをデプロイする方法
Azure App ServiceではローカルのGitリポジトリからAzure App Service内のGitリポジトリにプッシュすることでデプロイできる。通常の手順ではローカルのmasterブランチからAzure App Serviceのmasterへのpushになるが、masterではないブランチをデプロイする方法を調べたのでメモ。
事前準備
ローカルのGitリポジトリとApp Serviceのリポジトリを紐づける。
デプロイ用のユーザー設定
az webapp deployment user set --user-name <username> --password <password>
デプロイ用のURLを取得
az webapp deployment source config-local-git --name <app-name> --resource-group <group-name>
取得したURLをリモートリポジトリとして追加
git remote add azure <url>
masterブランチのデプロイ
ローカルにあるmasterブランチをApp Serviceに反映(デプロイ)するには、次のコマンドだけでOK。
git push azure master
master以外のブランチをデプロイ
App Serviceでは、masterブランチ以外のブランチをpushできるが、App Service上のアプリケーションとしては反映されないように見える。 masterブランチとは別のブランチを反映したい場合は、App ServiceのGitリポジトリはmasterブランチを指定する必要がある。例えば、ローカルにあるdevブランチをApp Serviceに反映するには次のようにする。
git push azure dev:master
App Serviceを開発環境、ステージング環境、本番環境のように分けている場合に、リリース際の環境別にブランチを分けているケースでは、この手段は使えるのではないだろうか。もちろん、push先のリポジトリはURLによって異なる。
# 開発環境へのリリース
git push azure dev:master
# ステージング環境へのリリース
git push azure staging:master
# 本番環境へのリリース
git push azure production:master